概要:
有馬記念のコースであり、当競馬場におけるチャンピオンディスタンスといえるが、年間約10レースほどしか実施されないため、傾向に偏りが大きい。2200mとは真逆で大外枠の16番枠からはここ21年間で3頭の勝馬が出ており、そのうち1頭は逃げ切りで勝利した。 3コーナー手前の短い直線部分からスタートする変則的なコース。
脚質別分析:
中山の芝コースは1800mまでは「逃げ」「先行」有利(単勝数で50%以上)だが、2000m以上では「差し」「追込み」が有利となっている。その長距離コースのなかで2500mは、「追込み」の勝率が最も低く、「差し」の割合が高くなっている。
(対象期間:2001年~2021年 サンプル数:219)
馬番別分析(単勝式):
スタート直後に2コーナーとなる形状から、内枠有利が顕著である。ただし、サンプル数が少ない(毎年約10レース)ため、ばらつきも大きい。
■必ずしも内枠からの「逃げ」が多いというわけでもない。大外16番枠からの逃げは1回だけで勝っているため、外逃げ有利のグラフになっている。
馬番別分析(複勝式):
複勝の場合は出現(的中)数が約3倍になるのでデータ傾向も安定して内枠有利がよくわかる。