中京競馬場・ダート1900m

概要:

ダート1800mより4コーナー側に100mの位置からスタートするコース。サンプル数が少ないため、データにかなりばらつきがある。単複ともに回収率100%を超えているのは2番と13番であるが、13番の回収率が抜群なのは2020年1回中京5日3Rサラ3歳未勝利戦で「ナムラゴロフキン」単勝31,260円が勝ったことによる。

[中京競馬場ダート1900m コース概略図]

脚質別分析:

ダート1800mと比較して、「逃げ」の勝率が半減している。その減少分が「差し」に回って、中京競馬場のダートコースでは最も「差し」「追込み」が決まりやすいコースである。ダート1200mと同1400mの関係と同じで、最初のコーナーまでの距離が長いほど、「追込み」が決まりやすくなっていることは注目に値する。スタートからコーナーまでの距離が長いほど、スタートダッシュの時間が長くなることが理由と思われる。

■単勝と複勝の脚質別確率の分布はほぼ同じで、他の距離のように「差し」「追込み」の複勝率が上がる傾向が見えない。

(対象期間:2012年~2021年 サンプル数:178)

馬番別分析(単勝式):

スタート後1コーナーまでの直線部分が長いため、枠番の有利不利はほぼないといえる。内枠からの「逃げ」が少ないのは特徴的である。

[馬番別単勝(比)出現率と回収率]
[馬番別 逃げ比率(逃げ回数/出走回数)と逃げ勝率(逃げ勝数/逃げ回数)]

馬番別分析(複勝式):

複勝の回収率が100%を超えているのは2番と13番であり、13番は前述の「ナムラゴロフキン」であり、出現率が最も高い2番枠が有利である。

[馬番別複勝(比)出現率と回収率]
[馬番別 逃げ比率(逃げ回数/出走回数)と逃げ複勝率(逃げ複勝数/逃げ回数)]
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