概要:
直線からのスタートで枠順的にはフェアなコース。一般には内枠の先行馬有利と思われているが、実際にはあきらかに外枠有利である。内枠の馬は包まれないように無理して前に行く傾向があることと、スタート直後の直線部分が長いので外枠から1コーナーまでの距離損が少ないことが外枠有利の原因と思われる。
脚質別分析:
1200mと比較すると「逃げ」が減って、その分「追込み」が増えている。「先行」「差し」の比率は大差ない。単勝では「逃げ」「先行」が若干優勢だが、複勝では逆転している。
(対象期間:2001年~2021年)
(サンプル数:2,726)
馬番別分析(単勝式):
7番より内の枠は不利である。ただし、回収率では3番と4番が80%を超えているので妙味がある。安定しているのは10番枠で出現率、回収率ともにトップである。
■7番枠より外は、11番と15番を除きいずれも比出現率100%を超えている。それに反して、6番枠より内枠はほぼ100%未満であり、内枠不利があきらか。
■内枠ほど逃げる確率が高い傾向。ただし大外の16番枠からは内枠並みに逃げ馬が出ている。逃げた場合の勝率は中よりの枠が有利。
馬番別分析(複勝式):
複勝は「勝馬」の数が多いため、統計的により安定する。複勝の出現率には、このコースの外枠有利の特性がハッキリと表れている。
■出現率は外枠有利だが、逃げ比率は内枠と大外枠が高く、逃げた場合の複勝率は内枠と外枠が若干悪くなっている。